エリーゼパーソナルケアは、グリセリンソープや石鹸素地を製造・販売する日本のメーカーです。

透明・白色のグリセリンソープ素地を中心に、手作り石けん・業務用途向け原料を提供しています。

製造者の立場から、品質・原料・使いやすさに配慮した製品づくりを行っています。

石鹸用香料の選び方

① 石鹸用の香料(フレグランスオイル)の選び方

石鹸に香りをつけるとき、まず大事なのは:

その香料が“石鹸用途で安全”かどうかを確認すること

です。


✅ 2つの香料タイプ

  1. 精油(エッセンシャルオイル)

    • 天然原料の香り

    • 肌への安全性は種類による(一部は刺激あり)

    • MP石鹸では香りが弱く感じる場合あり

    • 石鹸のベース臭を打ち消す力が弱い場合もある
      → 精油だけで香り強化はむずかしい場合あり

  2. フレグランスオイル(合成香料)

    • 石鹸向けに調整されたものが存在

    • 香りの種類が豊富

    • 統一した香りで再現性が高い
      → 石鹸作りではこちらが一般的


✅ 重要な選び方のポイント

✔ ① 石鹸「対応(soap safe)」表記

  • 商品ページや仕様書に「SOAP SAFE」「石鹸対応」と記載あるもの

  • IFRA(国際香料基準)でカテゴリー9: Soap(洗い流す商品)に適合のもの
    → 安全な配合量が明示されている香料が理想

✔ ② 安全データ(MSDS / IFRA証明)

  • 香料販売元がアップしている

  • 使用率(%)や安全ラインが明記
    → 販売用石鹸の場合は必須確認

✔ ③ 香りの強さ・タイプ

  • スイーツ系(チョコ/バニラ/キャラメル)などはVanillin含有香料が発色変化も起こす
    → 色味設計と同時に香り選び


✳︎ (例)チョコレート石鹸の香料選び方

  • チョコレート香料/vanillin入り
    → 色がクリア→茶色へ濁ることを想定

  • 「バニラノート」+「キャラメルノート」ミックス
    → バレンタイン・スイーツ石鹸向け

 

② 石鹸で香りを「強く」「長く」出すテクニック

 メルト&ポア(MP)ベースで香りを出すコツは以下の4つです。


適切な添加量を守る

一般的な目安:

🔹 MP石鹸の場合
→ 0.5〜2.5% フレグランスオイルが目安
※香料側で安全使用率が指定されている場合はそちら優先

例:

500g → 5〜12.5g の範囲

→ 強め狙いなら1〜1.5% が現実的


温度をコントロールする

🔹 香料は熱で揮発しやすいので:

60℃以下で投入すると香りの飛びが抑えられます。

温度が高いと香りが飛びやすいのが基本です。


色と香りをセットで考える

チョコ系香料にはVanillin成分が多いことがあるので、

濃い色になることを逆手にとって、ブラウン色の濃い石鹸=深いスイーツ感演出も可能

テストバッチを必ず行う

🔹 香料は同じ名前でも強さや残香が違うため、

必ず10〜50gのテストバッチを先に作ると失敗が減ります。