作り方講座

Lesson
失敗しない、グリセリンソープの作り方


グリセリンソープの作り方

初心者でも失敗しない基本手順を製造者が解説


結論

グリセリンソープは「正しい順番」さえ守れば失敗しません

グリセリンソープ(MPソープ)は、
溶かす → 混ぜる → 固める
この3ステップを守ることで、初心者でも安全・簡単に作れます。

重要なのは
👉 温度・混ぜ方・添加量
この3点です。


グリセリンソープとは?(簡単なおさらい)

グリセリンソープとは、すでに石鹸として完成しているMPソープ素地を溶かして再成形する石鹸です。

  • 苛性ソーダ不要

  • 乾燥期間不要

  • 当日〜翌日に使用可能

👉 石鹸作りが初めての方に最も向いています。


用意するもの(基本セット)

材料

  • グリセリンソープ素地

  • 香料(精油・フレグランスオイル)※任意

  • 色材(石鹸用)※任意

道具

  • 耐熱容器

  • 電子レンジ or 湯せん鍋

  • スパチュラ(ヘラ)

  • 型(シリコン推奨)

  • アルコールスプレー(気泡防止)


STEP1|グリセリンソープをカットする

まず、素地を小さくカットします。

ポイント

  • 2〜3cm角程度

  • 大きすぎると溶けムラの原因

👉 均一に溶かすための重要工程です。


STEP2|溶かす(最重要)

電子レンジまたは湯せんで溶かします。

電子レンジの場合

  • 500〜600W

  • 30秒ずつ加熱 → 混ぜるを繰り返す

湯せんの場合

  • 沸騰させない

  • じっくり時間をかける

注意点

  • 沸騰させない

  • 白く泡立ったら加熱しすぎ

👉 目安温度:60〜70℃


STEP3|添加物を加える

完全に溶けたら、香料や色材を加えます。

香料の目安

  • 全体量の 0.5〜1%以内

色材のポイント

  • 少量ずつ

  • 濃くしすぎない

👉 入れすぎは

  • 白濁

  • 分離

  • 香り飛び
    の原因になります。


STEP4|静かに混ぜる

ここで混ぜすぎないことが大切です。

NG例

  • 激しくかき混ぜる

  • 空気を含ませる

OK例

  • ゆっくり

  • 底から返すように

👉 気泡=仕上がり悪化


STEP5|型に流し込む

型は水平な場所に置きます。

ポイント

  • 高い位置から注がない

  • 静かに流す

流した後、表面に気泡があれば
👉 アルコールスプレーを軽く1〜2回


STEP6|冷まして固める

  • 常温でOK

  • 冷蔵庫は基本不要

固まる時間

  • 約1〜3時間

👉 急冷すると白濁の原因になります。


STEP7|型から外す

完全に固まってから外します。

コツ

  • 無理に押さない

  • シリコン型は裏返すように


失敗しやすいポイントまとめ

失敗例原因
白くなる  →
湿度・急冷・添加過多
気泡が多い →混ぜすぎ
香りが弱い →高温添加
ベタつく  →保管環境

👉 多くは「温度管理」で防げます。


作った後の保管方法

  • 完全に冷めてから

  • ラップ or 密閉袋

  • 乾燥剤と一緒に

👉 特に日本の湿度では必須です。


よくある質問(FAQ)

Q. 子供と一緒に作れますか?
→ はい。火傷防止にだけ注意してください。

Q. すぐ使えますか?
→ 固まれば使用可能です。

Q. 商用販売できますか?
→ 原料規約・表示義務の確認が必要です。


製造者からのアドバイス

グリセリンソープ作りで大切なのは
**「シンプルに作ること」**です。

最初から

  • 香りたくさん

  • 色たくさん

は失敗の元です。


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  • 香料の正しい使い方

  • 商用利用時の注意点


使用している石鹸素地について

本記事の作り方・検証は、
製造現場で実際に使用しているグリセリンソープ素地をもとにしています。
詳細は商品ページにてご確認ください。